人は死ぬ間際に、色んな後悔をします。
- やりたいことをやらなかったこと
- 悪事に手を染めてしまったこと
- 好きな人と別れてしまったこと
- 人に遠慮してばかりだったこと
- 健康をおろそかにしてしまったこと
- 子育てに参加しなかったこと
- 感謝の気持ちを伝えなかったこと
- 自分勝手に生きてしまったこと
などなど。人それぞれに色んな後悔を背負って人生の最後を迎えます。
後悔なく人生を終える人のほうが、きっと少ないのではないでしょうか?
今回は、あなたが「死ぬ時に一番後悔すること」について考える時間を持つことの大切さを話していこうと思います。
死ぬ時に一番後悔することは?
人は死ぬ時に色々な後悔をします。
要は、人生でやり残してしまったことですね。
人生は長いと思っていたはずなのに、一番やりたいことをやり残して生きていく人は本当に大勢います。
でも、人が死ぬ時に『一番』後悔することは、おそらく「やりたいことをやれなかった」ということではありません。
それは、「自分の中の愛を出し惜しんでしまったこと」なのではないでしょうか?
本当は父親のことが大好きなのに、最後までそれを伝えられなかったこと。本当は仲直りしたかったのに、そのまま疎遠になってしまった友達。別れ際に感謝の想いを伝えたかったのに、何も言えずに別れてしまった恩師や先輩。
その瞬間に愛を出し惜しんでしまったり、気恥ずかしさや面倒臭さから愛を引っ込めたりしたことを、私たちは一番後悔するのだと思います。
もちろん、常に愛情を振りまくことができればいいでしょう。
しかし、それができないところもまた、人間の持つ自然な感情です。
ただ、できるだけ一生後悔するような愛の出し惜しみだけはしないような、そんな人生を送る毎日を過ごしていきたいものです。
後悔してこそ人生だけど…
どんな人でも、後悔することなく人生を送るのは難しいでしょう。
人が社会で生きていく限り、解決できない問題も出てきますし、すべてにおいてベストな対応ができるわけではないからです。
おかしな話ですが、後悔してこそ人間らしい生き方であるということも言えるのかもしれません。
このように後悔はなかなか避けられないものですが、そんな時でもやはり『愛』だけはしっかりと出して生きていくほうが健全でいられるでしょう。
私も子育てをしている親という立場ですが、ついイライラしてしまって、子供(2歳と3歳)にキツく当たってしまうことがあります。
たとえば、納期が迫っていてパソコン作業に集中したい時に、何度言っても子供たちが仕事部屋に遊びに来ることがあるのですが、最初は「ママは今お仕事中だから、向こうで遊んでてね」と言って聞かせます。しかし、それが3度4度と続いてくると、「もう! あっちで遊んでてって言ってるでしょ!!」と強い口調になっていきます。
仕事が終わって落ち着くと、まだ小さい子供にあんな言い方はなかったなと反省するわけですが、自分に余裕がなくなってくるとまた別のシチュエーションで同じようなことを繰り返してしまうのです。
さらに余裕がなくなってくると、理不尽なやつあたりに似たようなこともしてしまうこともあります。。こうなってくると後で後悔することがわかっているのに、自分のことばかりを考えてしまって、子供への愛を置き去りにするという失態をしてしまうのです。
また別の場面では、両親に対して育ててもらった感謝を伝えていない、ということもあります。いつか言おう言おうと思っていることですが、両親を前にすると、なぜか気恥ずかしくてそのことを伝えられないのです。
個人的な想いとしては、そういった親への気持ちはとっくに伝わっていると信じていますが、それは愛を引っ込めている自分への言い訳だと思うところもあるので、やはりそういう気持ちはを持っているなら、キチンと相手に言葉として伝えていくべきですよね。
後悔しないために考える時間を持つ
人は様々な場面で後悔の念を抱くものですが、できるだけ後悔を残したままにしないために、そのことについて考える時間を持つと良いでしょう。
そこでおすすめなのが、以下の3つの問いかけです。
- 人生でやり残していることは何か?
- 愛を持って人と接しているか?
- うまくいかなくても自分を許せているか?
この3つのポイントについて、これから解説していきましょう。
1. 人生でやり残していることは何か?
人生でやり残していることがあるなら、今からそれをやってしまいましょう。
時間がかかることなら、今から計画を立てて実行に移すのでも問題ありません。
「今」があなたの人生で一番若いのですから、死ぬ時に後悔しないためにも、本当に自分がやりたかったことは全てやり切るスタンスで生きることが大切です。
2. 愛を持って人と接しているか?
そして、愛を持って人と接すること。これまで話してきたように、これは人生の最後に後悔しないために一番重要なことです。
人は、その人が思っている以上に愛を出すことができる生き物です。特に日本人は、遠慮や謙遜というベールに自分を包むことを美徳とする節がありますが、本当はもっと愛を出して伝えるほうが心身ともに健全に生きていけるもの。
逆に、困っている人がいて、自分に人助けができる状態であったにも関わらず、気恥ずかしさや面倒だと思う気持ちから行動に移せなかった時(愛を出せなかった時)、そんな些細なことが一生自分につきまとうことがザラにありますからね。
そういった後悔を残さないためにも、常に愛を持って人と接することを意識してみてくださいね。
3. うまくいかなくても自分を許せているか?
やりたいことがやれなかった時、うまく愛を出せなかった時は、そんな自分を許してあげてください。
どんなに完ぺきに生きようとしても、人間は完ぺきにはなれないものです。
うまくいかない時に、ちゃんと自分を許すこと。
それができなければ、自分で自分を責めて、結局は後悔の人生を歩むことになりますからね。それでは本末転倒です。
他の人の人生に何度もチャンスが巡ってくるように、あなたの人生にも何度もチャンスが巡ってきます。うまくいかないことが合っても、自分を許してあげてください。そして、まためげずに勇気を出してチャレンジしていきましょう。
このように、後悔しない人生を送るために、この3つの問いかけについて考える時間を作ってみてください。きっと、これからの人生ですべきことが見えてくるハズですよ。
あなたの人生が素晴らしいものになるように願っています。